カナダ大学留学が世界で人気の理由

カナダの大学

カナダ国内には約90の大学が存在し、その教育水準は世界の大学と比較しても非常に高いレベルを維持しています。高等教育を受けたカナダ人成人の割合は53％と高く、これは経済開発協力機構（OECD）の加盟国であるアメリカやヨーロッパの諸外国の水準を上回る数字になります。ノーベル賞受賞者を輩出している大学も数多くあり世界的に高い評価を受けています。大学卒業後は、最長3年分の就労ビザ取得権利が与えられるため、高い英語力・深い専門知識・カナダでの就労経験をえることができ、日本の大学の卒業生よりも高いスキルや経験を得ることができます。

カナダのカレッジ

社会にでてから使える実践的なスキルを2年間（または2年未満）で学べるカレッジがカナダには約160校あります。ビジネス・ホスピタリティ・観光・芸術・環境・健康・福祉など他分野にわたるプログラムが提供されており、多くのカナダ人や留学生が利用しています。2年間の就学で高度な知識や英語力を習得でき、カレッジ卒業後は、カナダの大学への編入も可能です。カナダの大学進学を希望しない場合でも、最長で3年分の就労ビザ取得権利が与えられるため、カナダの会社で就職しスキルを磨き経験値をあげることもできます。

カナダの大学・カレッジの入学時期

カナダの大学・カレッジの入学時期は以下の通りになります。カレッジの場合、5月入学を行っている学校もございますが、9月・2月に比べ開講されているコースの数がやや少なくなる場合もございます。

• 大学＝9月・2月　＊プログラムにより9月入学の場合あり
• カレッジ＝9月・1月・5月　＊カレッジ/プログラムにより9月・2月の場合あり

カナダの大学とカレッジの違い

Post Graduate Work Permitとは？

Post Graduate Work Permit（PGWP）とはカナダの公立大学やカレッジを卒業すると取得できる就労資格になります。フルタイムのプログラム修了者が対象になり、パートタイムのプログラム修了者は対象外になります。受講したプログラムの期間によりPost Graduate Work Permitを取得できる期間は以下の通り異なります。

• 大学卒業（4年制）＝最長3年間のPGWPの取得が可能
• カレッジ卒業（2年制）＝最長3年間のPGWPの取得が可能
• 8カ月～2年未満のプログラム修了＝プログラムの期間に応じてPGWPの取得が可能
• 8カ月未満のプログラム修了＝PGWPの取得不可

Co-opとは？

Co-opとは日本でいうインターンシップのようなものになります。カナダの大学やカレッジのプログラムの中にはこのCo-opが付いているコースも多く、学校で知識の習得をするだけでなく実際の企業でお仕事をして経験を積むことができます。

またCo-opは基本的に有給（プログラム/州により異なる場合あり）になり、大学やカレッジの学部コース就学中に認められている週20時間までのアルバイトとの併用も可能です。

＊大学やカレッジのプログラムには「Practicum（実習）」と呼ばれる実習期間がついていることもあります。学校やプログラムにもよりますが、基本的にPracticumの場合は無給になります。

カナダの大学/カレッジへの進学方法

カナダの大学・カレッジ留学を実現するための進学方法は以下の3つになります。進学方法により留学費用や授業時間にも大きな差が出てきますので、以下の「進学方法別のメリット/デメリット」とあわせてご覧ください。

• 1：カナダの語学学校が提供する大学進学準備コース（University Pathway）から入学
• 2：カナダのカレッジ・大学附属のESLコースから入学
  （条件付き入学）
• 3：日本でIELTSかTOEFLのスコアを取得して入学

参考｜英語資格不要の大学進学コース/University Pathway

進学方法別のメリットとデメリット

University Transfer（大学編入）とは？

編入システムとはカレッジで2年間のプログラムを修了したのち、カナダの大学へ単位を移行できるシステムになりUniversity Transferと呼ばれています。カナダのカレッジは大学に比べて年間授業料が安く、1クラスの平均人数も少ないため、最初の2年間をカレッジで過ごしたのち、大学へ編入するカナダ人・留学生も少なくありません。

特にバンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州は編入システムが盛んな州になり、留学費用を節約しながら最終的に4年制大学を卒業して学位（Degree）を取得したい方におすすめの方法です。尚、University Transferを利用してカナダの大学へ編入する場合、カレッジや大学で定められた成績（GPA）を修めている必要がございますのでご注意ください。

カナダの大学/カレッジの条件付き入学とは？

カナダのカレッジや大学が入学規定として定めるTOEFL/IELTSのスコアに満たない状態で入学申請をした場合「条件付き入学」という形で学校への受け入れが認められます。これは、カナダのカレッジ・大学の附属英語コースから入学（上記2の方法）し、規定の英語レベルを修了すると希望するカレッジや大学の学部の方へ進学が認められるシステムのことです。

進学プランによる入学時期の違い

カナダの大学/カレッジ入学までのサンプルプラン

高校卒業後、語学学校の大学進学準備コースから入学する場合
　（現在の英語力＝Pre-Intermediateレベルと仮定した場合）

高校卒業後、カレッジ・大学の附属英語コースからの入学の場合
　（現在の英語力＝Pre-Intermediateレベルと仮定した場合）

TOEFL/IELTSを取得してカレッジ・大学へ入学申請をする場合

進学プラン別の留学費用（英語コースに1年間通った場合）

＊上記の表の通り年間の留学費用自体にはそれほど大きな違いはありませんが、語学学校の大学進学コースの48週間の授業時間が約1320時間なのに対し、大学/カレッジの付属英語コースの48週間の授業時間は約1080時間になります。これは語学学校の大学進学コースのほうが同じ期間のお申込みで約240時間（約2カ月）も多く勉強できる計算になります。

そのため留学費用を抑えつつ、将来の大学/カレッジ進学のためにしっかり英語力を鍛えたい方は語学学校の大学進学コースの方が費用対効果は良いといえます。

カナダの公立大学/カレッジの概算費用

* カナダのカレッジ・大学やプログラムにより費用が異なります。
* カナダへのご留学前、学生ビザ申請時に18歳以下の方は後見人手配が必要です（BC州）。

カナダの大学/カレッジの入学申請に必要な書類について

以下はカナダの大学やカレッジへ入学申請をする際に必要な書類になります。

• 大学/カレッジの入学申請書
• 申請料
• パスポートの写真ページのコピー
• 高校の成績証明書（英文）
• 高校の卒業証明書（英文）
• IELTS/TOEFLのスコア（直接入学の場合）
• 大学の成績証明書と卒業証明書（英文・大学卒業済みの場合）

上記の他、ご希望のプログラムにより特定の科目で成績の規定があったりポートフォリオの提出が必要になる場合がございます。

例1：エンジニア関連のプログラムをご希望の場合＝数学で一定以上の成績。
例2：グラフィックやデザイン関連のプログラムの場合＝ポートフォリオの提出。

カナダの大学/カレッジ入学に必要な成績について

高校の成績で5段階平均3以上あることが望ましいです。ただ、全科目で必ず3以上の成績を修めていなければ入学申請をできないという意味ではありません。特にカナダのカレッジへの入学をご希望の場合、成績に2が混じっていても入学を認めてもらえるケースはございます。

入学の際に求められる成績や英語力は大学よりもカレッジのほうがやや低くなるので、まずはカレッジへ入学後、編入システム（University Transfer）を利用して3年時から大学へ編入をするという方法をとることもできます。

保護者宣誓書について

保護者宣誓書は、未成年がカナダへ留学する際に必要となる後見人の証明書類になりますが、カナダは州により成人とみなされる年齢が異なるため、学生ビザ申請時の年齢により保護者宣誓書の要/不要が変わってきます。

以下の表の通り、トロントのあるオンタリオ州は18歳で成人とみなされる一方、バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州では19歳で成人とみなされます。もし希望する留学先がブリティッシュコロンビア州で、あなたが学生ビザの申請時に19歳未満の場合は保護者宣誓書（後見人手続き）を準備しておくことをおすすめします。逆に学生ビザ申請時に19歳以上になっていれば、カナダのどの州に留学する場合でも保護者宣誓書は不要です。

＊保護者宣誓書の手続きはカナダの大学/カレッジ・ホームステイ手配会社で行っています。

留学費用の賢い節約方法

カナダのカレッジと大学の年間の授業料を比較すると、実は大学の方がCAD3000～10,000（約25万円～85万円）ほど高くなります。また、語学学校の大学進学準備コースを1年間受講するプランとカレッジや大学附属の英語コースを1年間受講するプランの授業料や就学時間を比較すると、カレッジや大学の附属英語コースの方が割高になり、尚且つ、1週間当たりの授業時間数は短くなります。

そのため、カレッジや大学への入学前の英語の準備はしっかりとしつつ留学費用は節約したいという場合、以下のような留学プランにするのがおススメです。

1：語学学校の大学進学準備コースからカレッジへ進学
2：編入システムを利用してカレッジから大学へ進学

カナダのカレッジから大学へ編入し卒業をすれば、1年次から大学に通っている生徒と同じように学位（Degree）を取得することができます。また、大学へ編入するよりもカナダでお仕事がしたいという場合、Post Graduate Work Permitを利用して最長で3年間、カナダで就労することもできます。

自分の人生プランにあわせて道を選べるのもカナダの大学・カレッジ留学の大きなメリットの一つです。

進学プラン別の学生ビザの申請について

カナダで6カ月以上就学する場合、必ず学生ビザの申請が必要になります。ただ大学・カレッジ留学の場合、進学プランによってビザ申請のタイミングが若干異なるため以下をご確認ください。

• 語学学校の大学進学コース（University Pathway）からスタートする場合
  　→語学学校分の学生ビザを日本で申請
  　→カナダの大学/カレッジ用の学生ビザは進学手続き完了後にカナダ国内で申請
• 大学/カレッジの附属英語コースからスタートする場合
  　→カナダの大学/カレッジの入学手続き完了後、日本で学生ビザを申請
• 大学・カレッジへ直接入学をする場合
  　→カナダの大学/カレッジの入学手続き完了後、日本で学生ビザを申請

大学/カレッジ留学中のアルバイトについて

カナダの大学/カレッジ留学中は週に20時間までのアルバイトが認められており現地で生活費の一部を稼ぐことができます。
また夏休みのような長期休暇中はフルタイムでのアルバイトも認められており、多くの留学生はこの時期にアルバイトをしたり貯めたお金で旅行を楽しんだりしています。

ただしこれはあくまでも大学やカレッジの「学部コース」に入学してからの話で、語学学校就学中や英語の附属コース就学中は一切認められませんのでご注意ください。

カナダ大学/カレッジ留学中の滞在方法

ホームステイ

カナダ人ファミリーと一緒に生活をする滞在方法になります。ホームステイ先では個室が与えられお食事も提供されます。留学先の大学やカレッジ、またはそれらの教育機関が提携するホームステイ手配会社が滞在先の手配を行います。基本的に学期ごとのお申込みになります。

寮（レジデンス）

カナダの大学やカレッジの中には寮を提供する学校も多数あり、世界各国からの留学生が一緒に生活をしています。寮は個室タイプや相部屋タイプに分かれており、キッチンやバスルームは共有になるのが一般的です。ホームステイよりも自由度は高くなる一方、お食事は自炊になります。寮によってはミールプラン（食事プラン）を提供しているところもあります。

シェアハウス

カナダ人や留学生とアパート/コンドで一緒に生活する滞在方法になります。一般的にホームステイや寮での滞在を経験後に利用する方が多いです。こちらも寮同様、自由に生活ができる反面、自炊や身の回りのことは自分でする必要があります。シェアハウスの探し方はカナダ人が利用する情報サイトや現地の新聞などで空き部屋情報を調べ、家主に連絡をとり部屋を見せてもらい入居するかを決定する、という流れになります。そのため、ある程度の英語力があることが望ましいです。また個人間の契約になるので、トラブル防止のためにも諸条件や滞在中の約束事などはしっかりと確認をしましょう。

カナダ大学/カレッジ留学のお客様からのコメント

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  （森本佳子様/カレッジ留学/大阪府）
• こちらからの色々な問い合わせに迅速に対応していただき、メールを送信した翌日には返事を下さりました。わからないことが色々出てきては度々メール、時にはお電話でお話をさせて頂き安心することができました。FSS-Osaka様に依頼して本当によかったです。今は娘が、ホストマザーと楽しく過ごしている様子を毎日メールして来てくれます。
  （遠藤千尋様/大学留学/山形県）
• 学生ビザや保険、ホームステイ先など留学に関する様々な事柄に関してカバーして頂き、助かりました。渡航後のトラブルに関しても迅速に対応して頂き感謝しております。
  （兼田佳昌様/カレッジ留学/大阪府）

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